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飛ぶ教室 第2部
追悼文 まつもと泉くん さようなら

自己紹介


生い立ち


滋賀県 ○市の農家の、3男として、昭和34年に生まれる。
父は、さておいて、母は美人の誉れ高かった
家は貧乏であったが、農家なので米、野菜、柿、豆はあった
家の前の道は、旧中仙道で、
獅子舞、香具師、芸人、売り子が通り、
江戸時代のような、のんびりした幼年期だった。

近くに本屋など、なくマンガとの出逢いは、テレビだった!!!

何故か?貧乏な我が家に、テレビがあったのだ!
5歳の春「鉄腕アトム」が放送された、
家族全員で見たものだ、
もっとも僕は「ふ~ん」という感じで、
ロボットがしゃべるのに違和感を感じた、

その秋「鉄人28号」がテレビ放送された、
まさか自分の人生を決める、事になるとも知らず…

始めの出だしでまいった
「ガオー」擬音!巨大ロボットが町を破壊する、
鋼鉄、光沢、重さ、おそろしいほどの魅力、
まばたきもせず、(呼吸もしてなかったかも)見入った
しかも、これを横山光輝という人が、作ったという…

以後もテレビアニメは、次々放映されたが、
僕の好きだったものは
「宇宙少年ソラン」「風のフジ丸」
「忍風カムイ外伝」「スーパージェッター」
「ウルトラQ」「ウルトラマン」
「スペクトルマン」「紅三四郎」など

今でも実家の壁に、ソランが残っている

マンガは、らくがきして
(今でも実家の壁に、ソランが残っている)(写真あり)
おかげで美術は、いつも5だった、

すでにこの頃「マンガ家になりたい」と、思っていたのだが、
周りには絵を、たしなむ人すら、いなくて
広告の裏の白いとこに、マンガをひたすら描いていた、
4コママンガなどはまったく描かなかった、

小4の頃「巨人の星」がブームになり、
梶原一騎先生の、スポ根が大ブーム
今まで、マンガをバカにしていた人も、あせり出し、
これをきっかけに少年誌、青年誌、の発刊が、相次ぎ
「ガロ」までが売れるようになった。

我が家でも、何か取ろうと兄たちと相談して
「週刊ジャンプ」を買うことに
単に「ハレンチ学園」が見たかった、だけなのだが
その他に「男一匹ガキ大将」が載っていて、
やがてブームを巻きおこし本宮先生の時代が来る、

その前夜をリアルタイムで、見られたことは、幸運だった、
この頃僕の心にはマンガ家になるなら、「ジャンプ」で…
という思いが芽生えていたのです。

そのまま高校時代、青春時代に突入、
美術部に入るとマンガ好きが多くいて
友人宅で、青年誌、異色作家、異端を読み、
やっぱマンガだ!!と再起する。
マンガは、絵画史を超える可能性を、秘めている、
絵と話とキャラと作者の意思が、合体すれば
ビッグバンを起こし、文化の世界征服も、可能ではないのかな?

そう信じることができるようになったのが、
高校3年の冬でした…
マンガの道に進む、誰にも相談せず、一人で決めました。

でも
僕はどうやって、マンガを描くのか、マンガ家になれるのか?
方法を尋ねる人もいなくて、迷い
とにかく専門学校に行って2年、マンガに没頭しよう、
ジャンプの「手塚賞」を目標に、
全国の漫画少年がめざす、あこがれ、正攻法で行こうと決め
1年2回全力投球して
2回目で、投稿作が、佳作に入ったのです。
選考委員の方々は、信頼できる人たちで、
僕の作品の中に、何か感じてくれたようです、

当時は応募作の半数が、SFで、僕もSFマンガを描きました、
ただ新しさが必要と思い、
古代史や奈良、飛鳥の謎の石造物を出しました。

この作品が、第15国手塚賞 佳作
「汚(けが)された金庫」です

この時 僕は、一生マンガ家で、いくと決めました。
19歳でした。


僕の好きなマンガ家 作品


横山光輝 「バビル2世」「ダイモス」「伊賀の影丸」「時の行者」
諸星大二郎 「暗黒神話」「妖怪ハンター」「夢見る機械」
ちばてつや 「あしたのジョー」「ハリスの旋風」「蛍三七子」
小林よしのり 「東大一直線」「おぼっちゃまくん」「ゴーマニズム宣言」
永井豪 「デビルマン」「バイオレンスジャック」「魔王ダンテ」
石森章太郎 「リュウの道」「気ンなる奴ら」「龍神沼」「ボンボン」
荒木飛呂彦 「バオー来訪者」「ゴージャス・アイリン」「魔少年ビーティー」
丸尾末広 「笑う吸血鬼」「パノラマ島奇談」


僕の好きな小説家 作品


森鴎外 「渋江抽斎」「雁」「寒山拾得」「うたかたの記」
永井荷風 「すみだ川」「ひかげの花」「つゆのあとさき」
谷崎潤一郎 「金色の死」「異端者の悲しみ」「春琴抄」「麒麟」
江戸川乱歩 「孤島の鬼」「心理試験」「パノラマ島奇談」「芋虫」
横溝正史 「八つ墓村」「本陣殺人事件」「獄門島」「三つ首塔」
松本清張 「ゼロの焦点」「西郷札」「或る「小倉日記」伝」「顔」
椎名誠 「哀愁の町に霧が降るのだ」一連のユーモア作
沢木耕太郎 「深夜特急」一連のノンフィクション作

外国

アリステア・マクリーン 「女王陛下のユリシーズ号」「ナバロンの要塞」
ブロンテ 「嵐が丘」
ドストエフスキー 「罪と罰」「白痴」「カラマーゾフの兄弟」
ヘルマン・ヘッセ 「郷愁」「車輪の下」「うるわしき日々」
エドガー・アラン・ポー 「黄金虫」「陥穽と振り子」「黒猫」「モルグ街の殺人」
ウエルズ 「タイムマシン」「宇宙戦争」「透明人間」
オスカー・ワイルド 「幸福の王子」「サロメ」「ドリアングレイの肖像」
ハガード 「ソロモン王の洞窟」「洞窟の女王」「女王の復活」

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